ものを減らすメリット、ものを減らす説得のコツ

ものを手放したり捨てる際は、罪悪感や過去の衝動買いへの反省など、何かしら痛みを伴うことがあります。そこまでしてものを減らす必要があるのか…と思うかもしれません。でも、実はものを減らすメリットは多くあります。本日は、それらについてお話したいと思います。また、家族の片付けを手伝う際、片付けが必要なご本人が、ものを減らすのに後ろ向きな場合の説得のコツにも触れます。

目次

ものを減らすメリット

ものを減らす主なメリットを紹介します。

順に解説します。

ものの出し入れがスムーズで時短/散らかりにくい部屋になる

ものがあふれていると、使うものを取り出すにも、他のものをどけないとできなかったりして、時間がかかってしまいます。戻す際も、うまく詰め直す手間がかかるため、ものが元の収納場所に戻りにくく、部屋がもので散らかりがちです。

ものを減らすと、これらが解消されるので、時短になりますし、ものが出しっぱなしになっても、気が付いたときにすぐ戻せます。散らかりにくい部屋になります。

ものを見つけやすく、死蔵・ダブり買いを防げる

ものが多すぎて重なっていると、隠れてしまって存在が分からなくなります。一度に見渡せるぐらいまでものを減らすと、探すこともなく手に取れます。そして、すぐに存在・在庫量がわかるので、死蔵やダブり買いを防ぐことができます。

時間的にも金銭的にも助かりますし、特にいただきものなどは、積極的に使ってあげたいですね。

ものを使う際に選ぶ手間が減る

例えば、朝の服選びで、シャツを

  • 20枚(着られないもの、着たくないものも多く混じっている)から選ぶ
  • 5枚(どれも着られるし、お気に入り)から選ぶ

のでは、かかる時間や気持ちの負担が全然違います。後者だと、時間も気力も消耗しないので、一日の始めにいいスタートが切れます。

もちろん、選ぶ楽しみがあるものは、無理に減らす必要はありません。でも、バリエーションをもつこだわりがないものならば、数(あるいは選択肢の数。同じものを複数もつのもありです)を減らすと、その分余力ができます。

ハンガーに掛けられた衣服が並んでいる。

掃除、ものの手入れがしやすくなる

ものが少なくなる分、例えば

「引き出しのものを全部出して、中を雑巾で拭く」

などの掃除のハードルがかなり下がります。

また、床置きのものが少なくなれば、床掃除のメインは、人がしなくても、ロボット掃除機にしてもらうこともできます(おすすめです)。

もの自体の手入れもしやすくなります。ものを取り出しやすく存在を忘れない、またここまでお話したように、ものが多かった時より時間の余裕も出てくるためです。お気に入りの服や道具を大切にしてあげられます。

圧迫感や視覚情報が減り、くつろげる/集中しやすい部屋に

以前に以下の記事でも触れましたが、ものは、文字や様々な色柄が入っていて、見るときはそれらの情報も入ってきます。

ものが多くなると、目に入る情報が増え、気が散りやすくなりますし、本来すべきことに意識を戻すにも、エネルギーを使います。また、ものが詰まっていると、どうしても圧迫感が出て、リラックスしにくくなります。

ものを減らすと、視覚に入る余分な情報や圧迫感を減らせます。集中しやすく、くつろげる部屋になります。

部屋の見た目が美しくなる

やはり、ものが少ないと部屋のビジュアルが良くなります。生活感をなくすところまで頑張る必要はありませんが、ものを収納に収まる量まで減らすのは、目指したいところです。

扉付きの造り付け収納があるなら、そこに収まる量までものを減らせると、外からは見えないので、

  • 中はクリアなケースを使った収納(分かりやすいが、見える場所ですると生活感が出やすい)でも気にならない
  • 収納が完成途上でも、中が多少乱れていても来客OK

となり、便利ですし、気持ちの余裕もできます。

造り付け収納の中に、半透明の収納ケースがあり、掃除用品などが入れられている。

空間が広くなり、使えるスペースが増える

特に床置きのものがいくつもある場合、それらを減らすと、部屋でできることが増えます。また、床の障害物を避けながら移動…もなくなるので、生活がかなり楽になりますし、怪我のリスクも減ります。

もちろん、倉庫のような使い方をする部屋があってもいいのですが、

  • 暮らしに支障が出ない
  • それぞれのものにすぐ・安全にアクセスできる

のが大切です。普段使わない部屋でも、通路が確保できるところまでは、ものを減らしたいですね。

ものを減らす際の説得のコツ

自分が片付けを手伝う立場の場合、片付けが必要なご本人に、ここまで述べたメリットを説明しても、

「(あまりピンと来ないので)別にものを減らさなくてもいい」

と返されることはよくあります。

ものが積んであって、傍から見れば不便でも、ご本人にはそれが普通になっています。それに、空き空間が増えるなどのメリットは、片付けが進んで初めて実感できるものです。片付けの最初の段階でわかってくれ、というのは難しいものがあります。

こうした際の説得でおすすめなのが、「これを手放すと、とっておけるものが増える」など、

ご本人が既に大切と感じているものを引き合いに出し、手放す必要性を訴える

ことです。

実感してもいないメリットのために、片付け作業を進めるのはしんどいことです。でも、大切なもののためなら、重い腰も上がりますし、手放す勇気も出やすいです。ぜひ、トライしてみてください。

なお、自分達だけでは進めるのが難しい場合もあるかと思います。その際は、第三者の手を借りることも検討してみてください(私が代表を務めるアトリエめいでも、片付けのサポートをしております)。

当ブログでは、引き続き、実家の親や夫といった、ご家族の片付けを手伝うための記事を記していきます。ご興味のある方はチェックしてみてください。

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この記事を書いたのは…

メンタルケア心理専門士、整理収納アドバイザー1級。教育機関、自治体勤務を経て、2021年にアトリエめいを開業。 カウンセリングを重視した片付けサポートに取り組む。整理収納コンペティション2022にて最優秀新人賞を受賞。奈良県大和郡山市在住。

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