親の片付けのためにも…実家の自分の荷物を片付けるときに、したいこと

奈良のメンタルケア心理専門士・整理収納アドバイザーの本田一紗です。

実家の親がものを捨てられず、片付けが進まなくて困っている…そんな状況は多いかと思います。その一方で、実家には、子である自分の荷物もあったりします。

間接的ですが、この自分の荷物を片付ける際に、親に働きかけることで、後々の親の片付けも進みやすくなることがあります。本日は、この親にしたい働きかけについて、お話したいと思います。

目次

実家の自分の荷物の片付けのすすめ

実家に帰る機会があまり持てない方には難しいことですが、実家に残してしまった自分の荷物の片付けを進めたり、そのことについて親と話すのはおすすめです。

親が既に片付けに積極的な場合、物置と化したかつての子供部屋をどうにかしなくてはと、思っていることがあります。でも、

思い出のものもたくさんあるだろうし、処分や片付けの話をこちらから出すのは…

と遠慮しがちです。

ですので、こちらの持ちものの片付けの話は、こちらから持ち出すと親切です。現場のものを見ながら、「これとこれと…この辺ももう捨てよう」と、こちらが特に未練もなく手放していけるのを見、ホッとしてもらえることもあります。

一方で、親が片付けに前向きになっていなかったり、捨てられないという場合も、ぜひ自分の持ちものの片付けを進めてください。子の持ちものの片付けは、そのまま家の片付けになります。そして、このときの働きかけ次第では、間接的に親自身の片付けも促せます。次章で詳しく見ていきます。

自分の荷物を片付けるときにできる、親への働きかけ

実家の自分の荷物を片付ける際に、親にしたい働きかけを3つ、紹介します。

  • できる範囲で手伝ってもらう
  • あえて「捨てられないものがある」弱みは見せる
  • 「こういうものも捨てるのはあり」と見てもらう

以下、順に解説していきます。

できる範囲で手伝ってもらう

「捨てたくないし、片付けは嫌だ…」と自分の片付けを渋る方でも、他人の片付けの手伝いとなると乗り気、という場合は意外とあります。

そこで、親のできる範囲で、片付けを手伝ってもらうのがおすすめです。重量物の持ち運びは頼めなくても、例えば

  • ほこりを拭いてもらう
  • はさみなどの使用道具を出してもらう
  • 軽めのものを移動させる

など、負担の少ない作業で頼めるものはいくらでもあります。

こうして手伝ってもらうようにすると、今後は親が手伝ってもらう側になった際も、こちらに対して過度に引け目を感じなくて済みます。

また、子が他人(親)に片付けを手伝ってもらっているのを実際に見て、

「自分のものの片付けを、他人に手伝ってもらうのは恥ずかしい、と思っていたけど、(子は)普通に手伝ってもらってるし、そんなに気にしなくてもいいのかもしれないな…」

と、他人に手伝ってもらうこと自体も、「普通のこと」として受け入れやすくなります。

あえて「捨てられないものがある」弱みは見せる

前項のように片付けの一部を手伝ってもらうと、こちらの片付けの模様を見てもらえます。特に、捨てるのはもったいない、悪いことと思ってしまい、片付けが進まない方にとっては、他人の片付けを見るのはインパクトがあります。そして、うまくいけば、一部でも片付け方法を取り込んでもらえる場合があります。

ただ、「ものの種類に構わず全捨て」など、極端な片付け方だと、それだけで別世界の人のように見なされて、なかなか自分の片付けに取り入れる候補にしてもらえません。(もちろん、ストイックな全捨てを見て、「こんなに捨てても大丈夫なものなんだ…」と思ってもらえて前進、というのもないとは言えませんが…)

むしろ、

いつも「片付けて」と口出ししてくる人(子)も、捨てられないものがあって困っている

のを見てもらうぐらいがおすすめです。

さすがに、「自分のことは棚に上げて…」と感じさせるほど、捨てられないものが多いのはよろしくないですが、そうでなければ、ちょっとぐらい隙がある方がいいです。親は「これぐらいはいいんだ」「捨てたくない気持ちもわかってくれそう」と安心できますし、片付けへの抵抗が小さくなります。弱点を見てもらうつもりで臨んでください。

「こういうものも捨てるのはあり」と見てもらう

さて、前項のように弱みは見せるとはいっても、それで終わりにするのはもったいないことです。せっかくですし、「こういうものも捨てるのはあり」と、手放す方もセットで見てもらい、一歩進んでもらいます。

例えば

学生時代の部活のユニフォームは手放せない、大切にしている

のを見てもらったら、同時に、

学用品や空き箱はあっさり捨てている

といったところも、さりげなく見せるようにしてください。特に親が、捨てること全般をタブー視しがちな場合は、「自分にとっての価値で残す・捨てるのメリハリをつけていい」というところは、知ってもらいたいところです。

そしてその際は、矛盾するようですが、

こちら(子)の片付けを真似てくれという期待はしない

見てはもらっても、見せつけようとはしない

のがポイントです。ご本人が「押し付けられている」と感じないように、

「これはあくまでこちらの片付け」

と、気持ちの上で適度な距離をとれるようにします。その上でこちらの片付けを見てもらうと、「こういう風に捨ててもいいんだ…」と、取り入れてくれる可能性が高まります。

本日は、実家の自分の荷物を片付けるときに、親にしたい働きかけについて、お話しました。

当ブログでは、引き続き、ご家族の片付けを手伝うための記事を記していきます。ご興味のある方はチェックしてみてください。

よかったら、下のバナーをクリックしていただけると、票が入って励みになります!

よかったらシェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いたのは…

メンタルケア心理専門士、整理収納アドバイザー1級。教育機関、自治体勤務を経て、2021年にアトリエめいを開業。 カウンセリングを重視した片付けサポートに取り組む。整理収納コンペティション2022にて最優秀新人賞を受賞。奈良県大和郡山市在住。

目次