片付けのやる気が出ないときに…モチベーションを取り戻す4つの方法

奈良のメンタルケア心理専門士・整理収納アドバイザーの本田一紗です。

片付けが長期に渡る場合、「もう嫌!」とまではいかなくても、片付けるご本人のやる気が徐々になくなってくる場合があります。本日は、そのようにモチベーションが下がってしまった際に、再び前向きに取り組んでもらうための方法について、お話します。

目次

片付けのモチベーションを取り戻す方法

片付けが長く続いているからか、片付ける本人のやる気がなんだかなくなってきているようだ…まだ先は長そうだし、このままだと片付けが途中で終わってしまうのではないか…

そんな際に、ご本人のモチベーションを取り戻す方法を4つ紹介します。

  • 成果が見えやすいものを優先的に片付ける
  • 売却でお金に換え、小さな達成感を得る
  • ご本人が楽しんでくれそうなもの・場所の片付けに替える
  • 片付ける前の部屋の写真を見せ、「こんなに進んだ」と伝えてあげる

なお、今回は、ご本人が「片付けには取り組んでくれる」ものの、長く続く中でモチベーションが下がってきたという状況を想定しています。片付けの途中でご本人が「もう嫌!」になってしまったときの接し方は、以下の記事で触れていますので、よろしければご参照ください。

それでは、以下、順に解説していきます。

成果が見えやすいものを優先的に片付ける

もし、今、部屋のほとんどのものにアクセスできる状態になっていて、「全部出し」方式で片付けをしているなら、以前に以下の記事でも紹介した、「同じ種類のものだけ」抜き取る方式に変えてみるのをおすすめします。

そして、抜き取るものの種類について、

片付けた分、空間ができたのが分かりやすい = 体積の大きい

ものを優先的に選び、仕分けるようにします。すると、頑張った成果が実感しやすいので、モチベーションアップにつながります。

例えば、部屋に次のようなものがあれば狙い目です。体積が大きい他、パッと見で、または状態や内容の簡単な確認だけで要・不要の判断ができる場合が多いのもポイントです。

  • 傷んだ日用品(クッションなど)
  • 古くなった家電製品

逆に、捨てるか否かの判断に労力がかかり、体積も小さいものは、やる気がなくなっているときは避けた方がいいといえます。

例えば、書類(特に領収書類)などは、中身の確認に労力が要る割には、1枚1枚は薄いので、体積が減りにくいです(もちろん、「〇〇関係の△△年度分はファイル1冊全捨てOK」など、まるまる廃棄できるような場合は別ですが…)。

そのため、少しずつ進める場合は、片付いた実感がすぐに得られないことも多く、やる気がなくなっているときに進めると、しんどくなります。ぜひ、片付け対象を成果が見えやすいものに替えて進めるようにしてください。

売却でお金に換え、小さな達成感を得る

不要なもののうち、売れるものの売却は、「最後にまとめて」まで粘らず、小出しで行ってください。

例えばダンボール2箱分など、ある程度の量がたまったら出すようにします。こうすると、その都度、集荷依頼の手間や、業者さんによっては手数料がかかることもあります。でも、外へ出せる分スペースができるのが早く、達成感が得られますし、少しでもお金になると、それがご褒美になってご本人のモチベーションアップにつながります。

部屋の床が見えないぐらいものがぎっしりで、なおかつ、ご本人が捨てることに抵抗が大きいと、片付けのモチベーションの維持は大変です。

ご本人が片付けようと決心しても、改めてものの多さを認識して、「本当に終わるのか」「先が見えない」と途方に暮れてしまうこともあります。特に、片付けを始めて間もないころは、要・不要の判断スピードもゆっくりで、捨てることにも抵抗が大きいため、努力の割に足の踏み場がすぐには増えません。しんどい時期です。

ですので、

  • 捨ててものを減らすのが難しくても、売って減らすことで、片付けが進む
  • お金になった」のように、「片付く」以外の場面でも、いいことがあった

このようにセッティングし、小さな達成感を得られるようにしてあげるのは大切です。

もちろん、ものを外に出して達成感を得る手段は、売却に限りません。例えば、それを欲しがっている知人がいるというものなら、譲ると喜ばれますし、スペースもできます。適宜アレンジしてください。

ご本人が好きなもの・場所の片付けに替える

前々項で、片付けるものの種類を「成果が得やすいもの」に替えることを挙げましたが、片付け対象を替える場合のもう一つの選択肢として、

「ご本人が好きで、楽しんで見てくれそうなもの・場所に替える」

があります。

片付けるものや場所が他にもある場合に限られますが、

成果が出やすいものが部屋に少ない

とか、

成果の出やすさに関係なく、今片付けているものや場所が、ご本人にとって「面白くない、もう飽きた」ものになっている

なら、いったんその箇所の片付けは中断してください。そして、ご本人が好きで、興味を持ってくれそうな他のもの・場所の片付けに替えてみてください。

例えば、思い出品が多そうな箇所を片付けてみるのもありです。「思い出品の片付けは難易度が高いので最後に」などはよく言われることですが、必ずしもそうした一般的な順序を守らなくても構いません。とにかく、続けてもらうことが大切です。それに、捨てられなくても、残したいものの中での優先順位を付けるだけでも、片付けは前進します。

ご本人は、好きなものを発掘して見ると、気持ちが明るくなります。それに、

「これをちゃんと飾れる部屋にしたい」「いつでもすぐに、手に取れるように整理したい」

と、片付けの目標が新しくできたり、忘れかけていた当初の目標を思い出したりして、前向きになれることがあります。単純に「やりたい箇所ができてはかどる」に加えて、このような、片付け自体への意欲をアップさせてくれるうれしい効果もあります。

なお、以前に以下の記事でも書きましたが、好きなものを眺めているうちに、本格的に脱線して「趣味の時間」が始まってしまったら、引き戻してあげてください。

片付ける前の部屋の写真を見せ、「こんなに進んだ」と伝えてあげる

片付ける前の部屋の写真が撮ってあり、片付けがある程度進んでいるなら、片付け前の写真を見せてあげるのも一つです。

長期間、少しずつ片付けを進めていた場合は気づきにくいですが、片付け前の写真を見ると、部屋の景色がはっきり変わったことが分かります。

「全然片付けが進んでいない、ものを減らせていないように思っていたけど、実はものすごく進んでいたんだ…」

そう気づいてもらうことができ、

報われないことはない、ちゃんと成果が出ている

とご本人が感じることができます。

このように、片付け前の写真を見てこれまでの成果を確認するのは、手伝う側がくじけそうになった際にも効果的です。

終わりに…やる気がなさそうでも、いざ始めてしまうと問題にならないことも

なお、成果が出にくいとか、飽きがきたなどでモチベーションが下がっているというよりは、単純に作業自体の面倒さを思って、重い腰が上がらないという場合もあります。

この場合、片付け作業を始める前は億劫でも、とにかく始めてしまうと、今までのやる気のなさはどこへ?というぐらい、ご本人が熱中してくれることもあります。

特に、ご本人が、普段から面倒なことは先延ばしにしがちで…という場合は、

「面倒だ…やりたくない…」

という状態だったとしても、

「さあ、今から私も一緒にやるよ!」

でさっさと始めてしまうと、ご本人もスッと取り組んでくれて、後は途中で投げ出すこともなく、むしろ「えっ、もう休憩?もう少しやりたいな…」ということもあります。

作業の実際の大変さというよりは、むしろやる前の「大変そうだ…面倒だな…」と思う気持ちが、行く手を阻んでいる、そんな状態ですね。

こんな場合は、達成感を得たり、飽きがこない工夫をする以前に、「積極的に巻き込み、引っ張ってあげること」で、単純に進めることもあります。片付けの場で、思い出していただけたらと思います。

本日は、片付けのやる気が出ないときに、モチベーションを取り戻す方法について、お話しました。

なお、自分達だけでは進めるのが難しい場合もあるかと思います。その際は、第三者の手を借りることも検討してみてください(私が代表を務めるアトリエめいでも、片付けのサポートをしております)。

当ブログでは、引き続き、実家の親や夫といった、ご家族の片付けを手伝うための記事を記していきます。ご興味のある方はチェックしてみてください。

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この記事を書いたのは…

メンタルケア心理専門士、整理収納アドバイザー1級。教育機関、自治体勤務を経て、2021年にアトリエめいを開業。 カウンセリングを重視した片付けサポートに取り組む。整理収納コンペティション2022にて最優秀新人賞を受賞。奈良県大和郡山市在住。

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